満ちている人

金曜日から4日間、

トルコにいってきた。
一日目の朝、とあるカフェに朝ご飯をたべにいった。
とてもおいしい朝ご飯。
全てホームメイドのジャムや、パン、チーズや、卵料理。
暖かい太陽が射す人気の無いPivato Cafeという
初めての地で初めての食事を食べた。
愛想の良いふくよかな女性が
少しなまりのある英語でオーダーをとってくれて、
まずはチーズとパンとジャムをもってきてくれた。
ホームメイドのジャムのおいしさに感動している間もなく、
卵料理ときゅうりのスライスをもってきてくれたのは
オーナーと見られるやはり体格のいい50代くらいのおじさん。
アメフトでもやってるのかとおもう体格だった。
太陽をいっぱいにあびて、それでも顔からこぼれる優しさが
私たちを異国の地にいるなんて想わせないほどの心地にさせる笑顔で
まったく片言の英語でジャムおいしい?と聞いてくれた。
一通り食べ終わったあと、
紅茶とコーヒーをスタッフの女性が進めてくれた。
彼女の名前はネジーラ。
私はコーヒー、アダムとサブリナは紅茶を頼んだところ
オーナーのおじさんが、窓の外の庭にあるテーブルでどうぞと
進めてくれた。
窓の外には、小さなテーブルと小さなイスが3脚。
ひろーい空き地にその4つの存在と、
イスタンブールのランドマークであるGalata Towerが
大きく見える。
まるで自分の家かのような心地よさに
私たち3人はすっかりそのカフェがお気に入りになった。
「明日も朝こよう!」
最近はというもの、ボストンでジム生活を毎日してから
6時半から7時におきるのが日課になった。
とはいえ、ギリシャではルームメイトのジェンがたいて11時くらいまで寝てるので
6時半におきて、シャワーをあびて、
朝ご飯をたべて学校が始まるまで何かしらの勉強をするのが日常の
スケジュールになってる。
そんなわけで、6時45分に起き
かといってやることもなく、目をぱっちりあけて
天井を眺めた。あのおじさんの笑顔が素敵だったことを思い出した。
サブリナもおきて、アダムもおきて、
8時15分にホテルを出て、9時にピバートカフェへ。
「またきてくれたんだね」と笑顔で言葉なく迎えてくれた
エクシ(オーナー)は、その日も太陽みたいだった。
英語はほとんど喋らなかったが、
うちのカフェとトルココーヒーをぜひのんでくれ「super ! super!!」
と進めてくれ同じメニューのあとにトルココーヒーをいただいた。
スーパーだった。
「アフターブレックファスト、テラス!スーパー!」と言葉を加えた。
最初はなんのことがわからなかったが、
どうやら自分のうちのテラスに招待してくれているようだった。
彼のおうちはそこから歩いて2分ほどのところだった。
映画に入り込んでしまったような古いビルで
古い階段。窓は割れている、コンクリートにあおあおとした緑が生えてる。
古いビルを買って自分でりのべーとしているようだった。
どうやら彼はやはりフットボールの選手らしい。
いまも現役で週に一回試合にでて、試合の無いときもコーチをしたりしている。
テラスから見える景色には、イスタンブールの街全てがそこにあった。
トルコ2日目の朝も、
そんな彼の笑顔に心を満たされる時間だった。
あい

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