このところ、練習しては、レコーディングをして
レコーディングをしては、更に平岡さんに教えてもらったりして。
と、繰り返しております。
細かいことの積み重ねですが、
だし、やっぱり人に「違う」とかって言われるのは、
それが誰であろうと、一瞬「うっ」となります。
でも、自分に何かいう人がいなければ自分は変化しないし、進化もしないと思うわけだし、そもそも注意してくれるひとも、怒ってくれる人も、どんどん減るわけですから。
と、ここまでは今までの作品ずっとに言えた事です。自分の中で、スキル的に足りない部分や、理解出来ていないが為に集中できていない部分があって、そこをプロデューサーである平岡さんに指摘され、自分で直し、更に直され、直し、、というのを1st, 2nd Albumとやってきました。
でも、今回3rd Albumを作るにあたり大きく違う点は、
市川愛の歌い方があることです。
私は「市川愛」にこう歌ってほしい。だから、曲に対しての慣れや、理解度とは関係なく、
この声、このトーン、この空気感を表現したいという声の表情が自分の中にはっきりあります。
だから、技術的な何かをどんなに指摘されたとしても、
それらではカバーできない要素が存在すると自分の歌に対して感じるのです。
文章、よくわからないかもしれませんが 要するに
1st Album The Standards Ive met
2nd Album Haven’t we met
のときは、1回目より、2回目、2回目より3回目のテイクが良いという感じのながれでした。それは自分が曲に対して慣れてきて、理解して、もっと歌い込めるからだと思っていましたが、最初に直感的に感じたその楽曲に対する感情や感動は、ありのまま。120%ピュアなものです。というのも、一昨日のレコーディングで、何度やってもやっても、1回目を越えれず自分的にとても辛いというか悩みました。ここは、こうやってできてるし、ここのピッチもよくなってるし、リズムもよくなってる。でも曲を通して聞いたときの印象が、初めてその曲をうたったときのものを越えない。何度やっても越えない。 さんざん悩んで、結局1回目のテイクを使いました。
そこでやっぱり、諸先輩方のいっていた「最初のテイクが一番よかったりするんだよな」っていう言葉の意味が、心のそこからわかりました。一番最初の感動とか、新鮮さとともに表現できなければ、いけないのです。でも、そのためには日々の鍛錬というか、ピッチがどうとかリズムがどうとかそういう基本的な話をしている暇はないわけで、「感動」というものはそんな小さなことをおいて、先に走るものであり。
井上信平さんが2nd Albumで So many Starsのソロを吹いてくれたとき
一番最初のテイクで鳥肌が立ちました。「これよりいいのはとりあえず今日はなさそうだ」という言葉の本当の意味。
3rd アルバムは、カバー曲8曲オリジナル1曲 の9曲入りです。
一つ一つの楽曲を大切に選びました。
歌ったことのある自信のある曲。ではなく。
今、私が表現したいこと。伝えたい感動に正直に。
自分がうまく歌えるかなんて考えずに。
楽しみにしててください!