3rd Album….The Title is…

Maria Ritaの”Menina Da Lua”を聞いたときの涙。ポルトガル語でなにを言っているのかなんて、イギリスで知り合った友人のTainaに訳してもらうまではわからなかったのに。そして訳してもらったところで、涙は出ないのに。音楽が持つ力なのか、彼女の声のエネルギーなのか。

 

浜田真理子の歌を聞いたときは、やっぱり彼女の語るストーリーと感情、何より彼女の音楽に対する姿勢に心を強く動かされた。

 

伊藤君子のうたは、(アーティストとしてあえて呼び捨てにさせていただく)彼女の歌に私が感じたものは「歌い続けた」「これが生き様」という説得力である。

 

そしてその後、「Sara Gazarek」の歌に出会い、なんとも言えない素敵なバランス感に惹かれた。自分が心を動かされた、惹かれた音楽を振り返って。

 

Da Luaというオリジナルポップスバンドで秋元勇気、片野ごろうと、2つのアルバムを作り、3人でできること、「市川愛」という世界ではなく彼らとつくる世界のアルバムを経て、2nd Albumは”旅”という文脈の中で自分の今まで見てきた景色を自分の曲や、名曲の力を借りて表現したかった。monologとの”April” や、平戸祐介さんと曲製作を始めたり、菊地成孔さんの作品に関わらせていただく機会をいただいて、市川愛は、何者だ?という問いが自分の中に今まで以上に湧いてきた。と告白しまったけども、まだ結論なんて出てないので、とりあえず次回のアルバムの話に戻ろうとおもう。

 

3rd Albumのタイトルは、”I want you to want me”になった。「音楽」はどこに旅をしても、どこから離れても、必ず「私」と「人」、「私」と「場所」を結びつけてくれる接着剤になった。ギリシャでも、トルコでも、ケニアでも、パレスチナでも、言葉が話せなくても、歌を歌えば、一緒に音楽を奏でれば、繋がることができた。音楽は私にとって「言語」のようなものだった。私にとってといったけれど、どこだって、誰だってそう思っているとおもう。音楽は言語だ。

 

大学生の時に、「ユニバーサルデザイン」の講習を受けて、一応?ユニバーサルデザイン2級という資格をとってみたときに学んだことで、「バリアフリー」と「ユニバーサルデザイン」の違いがある。バリアフリーは、私達がよく駅でみかける盲目の人のための黄色い資格障碍者誘導用ブロックは、杖をついた人や、車いすにのった人にとっては少し邪魔かもしれない。1例に過ぎないけれど、あのデザインは「特定の障害をもった人」のためのデザインだ。否定しているわけではないけれど、ユニバーサルデザインの考え方は「できるだけ多くの人ができるだけ使いやすい」というものです。あのデザインに変わるユニバーサルデザインに基づいた突起していない、誘導ブロックも存在します。と、どんどんなんだか私が友達と話しているときのように話がそれてきましたが、、。。。この話はとりあえずおいておいて、、、。

 

なんの話から、この話にリンクしたんだっけ?要するに、そうです。音楽はユニバーサルラングエッジ。なんてどこの国でも言われてますが、私はどこの国にいっても、本当に心からそう感じました。何語で歌っても、誰の歌でも、とにかく心に正直に表現した音楽は、人の心に届きます。

 

できるだけたくさんの人と繋がりたい。できるだけ多くの人に私がいいと思った音楽を、ミュージシャンを同じじゃなくても、違う感じ方でもいいから、「あ、なんかいい♪」って思ってほしい。そんなアルバムです。「I want you to want me」

 

発売日、詳細はまた後日♪