「よそのうちはよそのうち、うちはうち」
どこの家庭でもお母さんが一度は言った事のある台詞なのではないでしょうか
自分側の台詞としては
「なんとかちゃんちは、買ってもらってるのになんでうちはないの?」とか。
「他人は他人、自分は自分」大人になると、こんな言葉に変換したりして。
まあこどものころだけの話かと思ってたけど
「自分らしく」「他人」と「自分」を切り離して価値観を形成することは
まあなんと難しいことでしょうか
昨日、大学時代からの仲良しで、今はInheelsというアパレルブランドをやっている岡田ゆかに誘ってもらって、Robert Glasperのライブを見に行き、楽屋でメンバー全員と顔をあわせて、そのあと朝までglasperバンドと飲んで。
そして明け方、菊地成孔さんのイベントに行き、ものんくるやオダトモミちゃんらと会って、
DJとして出演していたSoil and Pimp sessionsの元晴さんとお話しながら帰路に着いたわけですが。
一晩5〜6時間の間にあまりに濃ゆい方々と時間を過ごしたおかげで
今朝の私の頭の中は、乾燥機の中洗濯物のようでした。
ミュージシャン。たくさんのミュージシャン。
私の周りにいらっしゃるのは本当に刺激的なミュージシャン、表現者ばかりです。
でも、その人たちは、自分の基準をいろんなスピード、いろんな方向で見つけている。
すごいすごいかっこ良く見えるんです私には。
周りのすばらしいアーティストたちと自分を比べても仕方ないのですが、
私はあえて、隅から隅まで比べてみたりします。
それは見た目から、音楽から、性質から、何から何までです。
「よそはよそ、うちはうち」だけど、
そうよお母さん、その方程式はその通りですよ「他人は他人、自分は自分」
絶対に「自分は他人になれない」
絶対に「他人は自分になれない」
それでも「自分らしく」はどんなに大人になっても、
難しくて、そして何とも魅力的なテーマなのです。
自分の生きてきた時間と、見てきた景色を見つめて、
そして自分のこれから生きて行く景色を描こうじゃないの。
愛