終戦記念日の特別授業

今日は、8月15日の終戦記念日。

2週間前に、懐かしい字で「市川 愛様」とかいた暑さ3ミリほどもある少し厚めの手紙が届いた。裏側を見れば、私の中高校の恩師の名前だった。
内容を読む前から、涙が溢れるほど嬉しかった。
先生は、私にとって特別な存在の人だった。
就職活動の最終面接でも、先生の話をした。
中学校1年生で彼が担任だったあの年から、
私は彼に教えてもらったことが、
どんなことさえ乗り越えられる強い自分を作ってくれた。
手紙の内容は、
「8月15日に終戦記念日特別授業をします。
 予定があいてたら、来て歌ってくれないか?」ということだった。
とても嬉しかった。
ダルーアのメンバーに聞いて、一緒にいってもらうことになった。
もはや家族に近い存在である二人が、快く私の母校で
私にとってとても大切な先生の授業で演奏してくれることは、
更にとても嬉しかった。
そして、今日の特別授業。
授業の進め方、先生のしゃべり方、資料の渡し方
全て12年前のままだった。
一人一人の目を、見て伝わる授業をしてくれるのが
ヤナセ先生だった。
言葉に、心を込めて、
そして生徒に先生として何を伝えるべきなのか
いつも真剣に誠実に授業をしてくれていた。
その姿が、何も変わらずに今日見ることができた。
涙をこらえられなかった瞬間が幾度となくあったけれど、
終戦記念日という日のことを、この日に、
一度振り返って改めて感じ、学び、考えようと伝えてくれた
ヤナセ先生。
16年間毎年、この授業は続いている。
ヤナセ先生が読んで、生徒に伝えたいと思って集めた新聞記事をプリントに集めて、
そしてそれにまつわるビデオや映像で、伝えてくれる。
新聞読むの苦手だけど、
今夜は、彼のくれた新聞記事を読もうとおもう。
今日は、色々な意味で特別な日でした。
ありがとう。

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