マヤがパレスチナに帰った。

昨日、留学して大学に入った当初からの親友が

祖国、パレスチナに帰りました。
前の日まで、ばたばたとしてゆっくり二人で時間を過ごすなんてあまりなかったけど
前の日は彼女のうちにとまって、パッキングを手伝って
マヤ(親友の名前)の恋人のナットと、3人でゆっくりした時間を過ごしました。
とてもゆっくりした時間でした。
そんな夜から、彼女を空港に送る朝、そしてそのあとの午前中、午後の過ごし方、感じ方
忘れたくないことだったので、
なんとなく記しています。
彼女を送るときは、なんとも変な気分でした。
彼女のうちで、彼女を見ることはもうなくて、
一緒にここで料理をすることも、この電車で移動することも、
その日に彼女としたすべての行動が
この場所で今までと同じように過ごしてきた彼女との一つ一つの瞬間は
もう繰り返しのない出来事となるのだと、改めて思いながら
熱くなる目頭を必死で視線をそらしました。
さよならは、結構あっさりできました。
彼女の恋人がとても悲しそうだったので、私は慰めることに徹することができたからかもしれません。空港でなくこともありませんでした。
「There will never be another you, see you next year」と言ってさよならをしました。
私がパレスチナにまたいくか、彼女が日本にきてくれる。
だから別に悲しくなかったの。
でも、悲しみと切なさは
彼女のいないボストンの町並みに現れました。
夏には毎月一緒にいったネイルサロン
買い物した洋服屋
ヨガをしている間も、
その帰りにマヤのうちによろうかなと思うことはもうないってことが
ひしひしと伝わってしまって、
一人で少し泣きました。
一生会えないわけじゃないのに、
まるで長くつきあっていた恋人とお別れをしてしまって、
もう昔の二人には戻れないのねっと思う感じの。
そんな悲しさでした。
彼女がこの町を離れたことがきっかけで
私は2年間過ごした町から自分も離れるんだっていうこととか
留学が終わったんだ、卒業したんだっていう
すべての感激と、達成感と、同時に寂しさが
心に染みてきました。
そんな一日でした。
ぼーっとしながら涙を流したりするのは
嫌いじゃありませんでした。
心に感じる強いものが涙となって流れるのは
決していやなものではありませんでした。
ありがとマヤ。
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