ホテルで働く人

リクルートの旅行カンパニー(じゃらん)で働いてからというもの

まず国内に興味をもち、旅行業に興味をもった。
26歳の今、専念していることは音楽を勉強することだけれど
やってみたいことや、やってみたい職業は実は数知れずある。
そのひとつに日本の旅館で働くことがあったりする。
実現するかとか実現したいかとかわからないけど少なくとも興味のある職業の一つになった。
じゃらんで営業をしていた期間、
いろんな旅館のおかみさんやオーナーと話をした。
温泉街には独特のおもむきがある。
古き良き日本を守り続けようとする心が、
そこで働く、そこにすむ一人一人にあるからだとおもった。
初めていく場所でも、そんな場所にいくと心がほっとして好きだった。
そんなことを考えていたなーあの頃。と考えていた。
今は、まるで小説家のような生活をしている。
ホテル暮らしのために、毎日朝食はビュッフェ。
朝食からかえるとシーツとタオルがとりかえられきれいになっている。
そして夜ご飯は時間を伝えてつくってもらう。
ただでさえ甘やかされて26年間生きてきたけれど
史上最強の甘やかされ具合を4ヶ月経験しています。
最近の朝食メニューはというと
きゅうりとチーズとパン。
たくさんの食べ物が並ぶ中でその3つを選び食べる
もちろんその後はグリークヨーグルトとはちみつ。
毎日朝ご飯を食べながら、
しなければいけない宿題や練習のことを考える。
周りを見渡すとビジネスマンらしき人が一人で朝食を食べている。
そんなビジネスマンが3、4人いつもいる。
その人たちは、ホテルの会議室などでの会議やセミナーなどのために
滞在しているようだったが、
一人でもくもくと朝ご飯を食べている。
私は学生グループで4ヶ月滞在している学生のなかの一人で
私も毎日同じような時間におなじようなメニューをお皿にとって
食べている。
私も、そのビジネスマンも、ホテルで働く人にとっては宿泊客だ。
ホテルのレストランには、4人ほど働いている人がいる。
もうもちろん顔みしりだし、私の名前も知っている。
ただむやみに朝から話しかけてきたりしてくれないのが私はとても心地いい。
何かを頼めば快くしてくれるが、むやみにプライベートな空間に入り込もうとはしない人たちだ。その人たちは、もちろん当番制ではあるが朝から晩まで
そこに滞在する人たちの表情を見ている。
仕事中のビジネスマン
朝食を食べるビジネスマン
友達同士でしゃべりながら夕飯を食べる私たちや
一人でしずかにぼーっとする私。
ホテルで働く人は、親しい友達でもなんでもないのに
私たちの生きている時間を、
したしい友達以上に見ている人たちだなって。
あい

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