my 3/11 and 3/12

私は、画面に映るものや、本でよむこと、
そこにたいする想像力がかけています。
人の表情を伴って、人の言葉で、伝わる何かにすごく依存したコミュニケーションや、インプットの仕方をする人だなと自分で想っています。

ところで

 

3月12日になりましたが、3年前に私はボストンで、地震のあとにに学校でONE BIG HAPA FAMILYというドキュメンタリー映画を見ました。それは、Intercultual Marriage(国際結婚)とか、アイデンティティをテーマとした映画でした。カナダ人と日本人のハーフのJeff Chibaさんが監督で、彼はその映画をバークリーの生徒たちに見せるために彼自身が来て、その映画を作った背景や、ストリーとともに上映会をしてくれました。それは決して地震と関係する映画ではありませんでしたが、パールハーバーの時代なんてリアルタイムで知らないのに差別されたハワイに住む日本人、学校で「寿司」と呼ばれたハーフの子供や、白人と黒人の結婚のことなど、アニメとかも入ってとても見やすく構成されている映画でした。その映画を見ながら、2011年3月11日に日本に居なかった私は、日本人として、大きな歴史を経験しなかったのだなと想いました。一人一人の経験が文化を作り、文化が国を作るとしたら、国籍ってなんなんだって。私はアメリカに住んでいる日本人で、あなたはカナダ人と日本人のハーフ、私は自分の国の人たちが大変な想いをしているときに、違う国にいる日本の血を持つ人間です、でもだからといって日本の戦争を経験していないからってあなたは日本人じゃないなんて言えない。そのドキュメンタリー映画を見た後、なんだか異常な孤独感に襲われてその場で子供のように泣いたことを思い出しました。

 

 

とか、「大きな歴史の経験」が、アイデンティティには強く関係するんだと想った3年前だったのですが、1年経ち、2年経ち、3年経ち、でもいろんな場所でいろんな人が3年前の3月11日を経験したわけでその経験の仕方はあたりまえですが10人いれば10通りあります。私も、大して更新しないブログをこの日のことは感じて、思い出したことを更新しようと想う。私はそういう経験の仕方をしています。

One Big HAPA family

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